弁護士野田俊之

「仕事と育児の両立体験プログラム」に参加しました

弁護士業務とは直接関係ありませんが、先日、京都府が主催する「仕事と育児の両立体験プログラム」に、学生の受入れ家庭として参加しましたので、この場を借りて、ご紹介したいと思います。

 

1 「仕事と育児の両立体験プログラム」とは

 

「仕事と育児の両立体験プログラム」とは、京都府が主催する大学生向けのインターンシッププログラムであり、学生にとっては、「『仕事と子育ての両立』を体験し、10年後のなりたい姿を考えた上で、目の前の就職活動に活かしていく、新しい形のインターンシッププログラム」、企業にとっては、学生が両立のリアルを体験することで学生自身がキャリアについて本質的に理解することにより、長期的な視点を持った人材を育成することを目的としたプログラムと位置付けられています(京都府のHP参照)。

 

具体的なプログラムの内容は、下記の京都府のHPで紹介されている通りですが、参加学生は、まず、京都府の提供する事前学習に参加した後、2人1組で、各受入れ家庭を訪問し(保育園のお迎えにも同行します!)、各家庭において、炊事洗濯などの家事や育児のお手伝いをしつつ、仕事と育児の両立についてのヒアリングをするというような形で行われます。

筆者の家庭においても、参加学生に保育園のお迎えから同行してもらい、帰宅後、家事や育児を体験していただきながら、いろいろなお話をしました。

 

参考HP:https://www.pref.kyoto.jp/shoshi/work-life_intern.html

 

2 両立体験プログラムを経て

 

筆者が普段プロボノ活動の一環として行っている小中学生を対象とした出張授業とも共通することですが、今回の両立体験プログラムにおいても、学生からは、「子育ての方法や方針について、夫婦で話し合ったことはありますか」などという鋭い質問がなされたり、改めて、パートナーや子どもとの向き合い方を考え直す良い機会になりました。

 

また、子ども自身にとっても、幼いうちから、両親を始めとする家族だけでなく、家族以外の人と交流することは、将来、社会の一員として社会に関わっていく上で、良い経験になるのではないかと思います。

 

他方で、参加学生からは、仕事と育児の両立について、不安だったり、「結局、仕事を辞めないといけない」といったネガティブなイメージを持っているという話があり、その原因について、メディアにおいて、「待機児童」や「ワンオペ育児」など、仕事と育児の両立に対するマイナスイメージが強調されていることを挙げられていました。学生よりも先に社会で働いている先輩の一人として、こうした状況を残念に思う一方で、今回の両立体験プログラムが、参加学生にとって、仕事と育児の両立を肯定的に捉える契機になればと願ってやみません。

 

働き方改革が叫ばれている昨今、今回の両立体験プログラムのような取り組みが、それぞれの労働者にとってより良い働き方の選択へ繋がるように、筆者個人としても、引き続き、こうした活動に参画していければと思います。

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